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神山さん、お久ぶりです。
山岳会のメリット・デメリットって問題だろうと思いますが、なかなか難しい問題ですね。
メリットについては、いろんな本や講習会で語られてるでしょうから、そんなもんじゃないでしょうかということにしておきましょう。
デメリットはあまり語られることはないようですが、いろんな個人的サイトで非難されるような通常目に余る傍若無人ぶりとか、現実に山小屋や山中、行き帰りの電車の中での集団登山者を見ればおおよそ分かるんじゃないかなと思います。
日本では、集団になると個が消えてなくなってしまう、集団の中で個を強調してはいけない、もちろんボス的存在の個は十二分に徹底されるわけですが、集団の中でも個を大事にすることは協調性がないと言われてしまうという悪い風習というか翼賛的体質があるので、個と集団の問題は、何も山岳会だけの問題じゃないんでしょうね。
いろんな会を見てると、ほぼ間違いないことは、酒が飲めないとあまり山岳会にいても意味ないんじゃないかと思える会が多いように見えます。特に最近の飲み方は、山で静かに酒を酌み交わしてなんてものではなく、バカが付くくらい牛飲馬食、暴飲暴食、乱痴気騒ぎが普通のようになっているように見えます。
酒を飲むのも人それぞれですが、先の個がなくなってしまう風土の中、装備の点検も山中での宴会が主目的となり、個々人の装備は二の次的になってないでしょうか。
私が装備のことでいつも気になるのは、集団山行では、普段個人装備と言いながらツェルト等の非常用装備が誰と誰が持つから誰々は要らないねというように、他人依存型の発想が常態化し、全員が常に一緒でなければ一式が揃わない持ち方です。単独行が主体の人には考えられないでしょうが、集団が常態のパーティーでは、途中一人でも欠けると(事故ると)装備がチグハグになる、そんなんで大丈夫なのかな、いざというときどうするのかなということが多いですね。
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