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早戸川伝道沢にも大滝
 早戸の風  - 08/7/13(日) 23:22 -

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   早戸川の伝道沢は、ほとんど誰も遡行することのない沢で、遡行記録もほとんどありませんが、今日伝道沢本流を遡行してみると、奥には大滝もありました。
早戸川林道の終点に左岸から注ぐ沢が伝道沢です。橋から沢に降りることもできますが、大滝方面に向かう登山道に2、3分入って渡渉点から沢に入るのが楽です。
渡渉点からも見えますが、すぐ上流で二俣になっています。1:2ぐらいで右俣の方が水量が多いのですが、25000図を見ても分かるように右俣は榛ノ木丸に向かってはいない支流になります。伝道沢が滝のない沢という報告のある遡行記録は、この水量が多い支流をうっかり本流と勘違いしてしまった結果でしょう。
榛ノ木丸につめるには水量の少ない左俣に入ればいいのですが、右俣と左俣はしばらくは小さな小尾根を挟んでいっこうに離れていきません。はじめは水量の多い右俣に入り、第一堰堤を避けて小尾根を乗っ越して左俣に入るとちょうどそこに4m滝、3mナメ滝があります。その上に左俣第1、第2堰堤があるので右俣に戻ると、そこがちょうど右俣の二俣となっていました。水流は右沢のみで伝道沢本流である左俣と小尾根1つ挟んで今しばらく平行することになる左沢は完全に涸沢です。
ここからは左俣に戻り忠実に遡行するしかありませんが、堰堤は左俣には結局7つありました。なお、二つの沢を分ける小尾根の上にはかなり明瞭な道があります。
3mナメ滝を越すと右から急峻な涸沢が入り、本流は左に曲がって3m、2mのナメが続き、右から涸れた右沢が出合います。ここが本流左俣の二俣ということになるでしょう。
左から2本涸沢を合わせると、昨年秋の台風による土石流でガレと倒木に埋め尽くされた2段2m滝(埋まっていてこの程度しか見えない)が現れます。その上には大ナメとなります。土石で荒れた河原(土石の厚みが2m以上のところもあります)を過ぎると右岸に大スラブが現れ、高さは30〜50m、長さにして60m以上続きます。この大スラブは完全なV字谷を形成していて、部分的には右からかぶさった岩壁の下をスラブに這い登って通過します。
大スラブを過ぎ土石で荒れた沢を遡行して行くとどん詰まり地形に15m大滝があります。下部はハングして水しぶきを上げています。ここは右の急な土石流でできた泥ルンゼから小さく巻きました。
落口上はきれいなトイ状ナメが10m以上続き8m滝になります。この8m滝は水流が左上から右下に走る凹角を流れているので、右から取り付いて水流を登れば簡単です。この上もきれいなナメが現れ、しばらくして標高1065m辺りで水が涸れました。この沢ではこの15m滝上から8m滝上のトイ状ナメが水量もそれなりにあって一番美しいところかもしれません。
さらに遡行していくと苔むした巨大な大岩で谷が行き止まりになるので、左の斜面から巻いて沢に戻ります。ところが沢に戻っても、また土石流の残骸らしき大岩と倒木で堰堤風になります。またまた左の斜面から巻き、上流を見るとさらに何段か土石の堰堤ができているので、遡行はここで打ち切り、左の斜面を少し尾根の下方に向かって斜上すると(右に斜上すると頂上に近づく)、12分で榛ノ木丸から伝道へ下る南尾根の尾根道、標高1180m付近に出ました。榛ノ木丸頂上に行くのはやめて尾根を下ること40分で伝道沢渡渉点に戻れました。1ヶ月前にはこの尾根の植林帯では伐採中のため歩くのに苦労しましたが、不明瞭だった作業道もきれいに整備され、造林小屋よりも一つ早めに小尾根を下って伝道沢に直に下降できます。(本流右の尾根上も稜線が見え隠れしますが、何度か右へ分かれる沢を分けてきているので、かなりの高度を稼がないと、入谷点の右俣左俣を隔てる超小尾根の道には達しません。)
上の写真は15m大滝、下は水流が左上から右下に流れる8m滝


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早戸川伝道沢にも大滝 早戸の風 08/7/13(日) 23:22 [添付][添付]

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