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早戸川かさぎ沢スベリ滝奥の無名沢
 早戸の風  - 08/6/15(日) 20:47 -

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   昨日14日は、早戸川原小屋沢の支流かさぎ沢(かやの沢)の最初の滝、地元でスベリ滝という20m3段ナメ滝の滝壺に右から出合う枝沢に入って榛ノ木丸を目指してみました。
(注:かやの沢とかさぎ沢が合わさって700mぐらい下流で原小屋沢に合流しますが、このかさぎ沢・かやの沢合流点から原小屋沢合流点までの間は、カサギ沢と記されている記述の方が多いので、かやの沢ではなくかさぎ沢と記すことにします。)
かさぎ沢本流の20mスベリ滝は、本流が左折するところに落ち込む滝で、本流を遡行すると左側に大スラブを形成していて、このスラブを滑り落ちるナメ滝です。3段ナメ滝といっても下部と上部は確かにナメですが中段は深い釜をもった完全な垂直の滝です。この滝の一番下の滝壺はそれほど大きくはありません。このスベリ滝が左から流れ落ちているため滝壺に左岸から注ぐ小沢といっても、スベリ滝よりも奥にある枝沢ということになります。仮称「榛ノ木沢」とでも呼んでおきます。
この奥から注ぐ榛ノ木沢は右岸大スラブのV字の底を流れ下ってスベリ滝滝壺に合流しますが、出合から10mも先で2つの沢に分かれます。正面の右沢は、そのまままっすぐ奥に垂直の滝が2段見えます。こちらは、25000図で榛ノ木丸頂上の南面に急角度で突き上げている沢です。こちらもいずれ遡行してみることにして、今回は榛ノ木丸に西の尾根からつめる左沢に入ることにしました。
左沢は、V字谷に本流のスベリ滝を形成している大スラブの上から流れ落ちています。こちらも細かく分けると3段20mってことになるでしょうが、傾斜も緩やかですから水流の右を簡単に登れます。
その上は単調な流れで、一旦伏流となったあと、2m小滝、4mチムニー状滝の手前から水流がまた現れますが、この小滝が続くあたりは隣のかさぎ沢本流の連瀑帯と同じ標高になります。
大岩を過ぎると正面はカール地形で稜線が見えますが、こちらは榛ノ木丸の西の1250m峰につながる稜線ですから、正面につめないで右折します。こちらも大岩が沢床をふさいでいます。横を抜けて右岸に滔々と水の湧き出ている岩壁を過ぎると最後の10m滝です。階段状ですから簡単に登れて、その上で沢は泥の溝となって二俣です。なるべく榛ノ木丸寄りにつめるように右俣に入ると、すんなり榛ノ木丸直下の稜線に出ました。右に4分で頂上でした。
榛ノ木丸からは先週と同じく南に伸びる痩せた尾根を下りましたが、植林帯下部では今日朝から伐採作業をしていて、伐採したままの檜が散在して後半は大変な伐採枝越えを強いられてしまいました。降り着く場所は造林小屋です。
写真上はスベリ滝奥の「榛ノ木沢」、中は左沢20mナメ滝、下は最後のツメ。


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早戸川かさぎ沢スベリ滝奥の無名沢 早戸の風 08/6/15(日) 20:47 [添付][添付][添付]

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