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雪の檜洞丸北東尾根
 早戸の風  - 08/2/24(日) 17:54 -

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   昨日(23日)は、トレースのない雪山を歩いてみたくて、神ノ川から檜洞丸の北東尾根を登ってみました。
立て続けの降雪から2週間も経って、長者舎山荘手前の仮説ゲートから神ノ川ゲートまでは積雪はありませんが、ゲート(標高540m)から先は広河原(標高725m)までは、所々日当たりのいいところは積雪がありませんが、ほとんど20cm程度の湿って重い積雪で、工事用車両の轍が10cm程度の圧雪。これがテカテカに凍っていて歩きにくく、広河原まで1時間以上かかってしまいました。
広河原から彦右ェ門谷に入り、源蔵尾根への渡渉点を過ぎ、少し行くと谷が急に狭くなるところにある堰堤手前(740mぐらい)から右の斜面に取り付きます。右から入る小さなガレ沢の手前に太目の赤テープがいくつか見えるので、迷うことはありません。しかし、しっかりした作業道があるはずなのですが積雪が30cm以上はあってほとんど道は見えないので、雪面の窪みや赤テープを頼りにかなりルートファインディングを要します。
何度もジグザグを切ってガレをトラバースすると、道は大きく彦右ェ門谷側から神ノ川側へ回り込み、ジグザグとさらにヒワタ沢側へまで回り込んで積雪は膝上を越すようになっておよそ1090m辺りでやっと尾根の上に出ました。作業資材が散らばってるはずですが、一面雪でぽっかりきれいな広場になっていました。風巻ノ頭から袖平山、姫次までの稜線が一望できます。
ここからもさらに植林帯をジグザグ急登して傾斜が緩むと、ちょっとした雪原(標高1150m)に出て、ここで植林帯も終わり、小さな雪原になっていました。ここからはぶなの疎林対になって尾根もやせ所々目印の赤ペンキが大木に塗ってありますが、一面雪の斜面ですからひたすら直登。傾斜は徐々に増します。
一旦尾根が広くなるところもありますが、それほど広くない尾根をひたすら急登していくと1400m辺りから一旦傾斜は緩みます。左手には蛭ヶ岳が目前に聳え、右手の矢駄尾根が近づいてきます。この辺りで積雪は70cmを越してるでしょうか、一歩踏み込むごとに膝上までもぐり、それもかなりの湿雪のため一歩一歩が重く、体力を消耗してしまいました。
再び急登になって左手の金山谷乗越から檜洞丸への稜線が目前に迫り、右手の檜洞丸から熊笹ノ峰への稜線がこちらの尾根よりも低くなってきても、まだ正面の頂上が見えません。1500m辺りのちょっとしたピークに登るとやっと檜洞の頂上が見えてきました。
傾斜が急なところは多分地面にバイケイソウの大きな枯葉が地面を覆っているのでしょう、踏み込むとズルッと滑ります。左の彦右ェ門谷を遡行すると、ちょうどこの辺りにツメてきます。ここから上はずっとバイケイソウの群生地です。疎林ごしに頂上も見えもうほんの少しの距離、高度差100m弱、距離にして200mぐらいなのですが、湿雪の膝上から腿までのラッセルに疲れはて、ここで引き返すことにしました。
ふわふわ雪なら下りは楽なはずですが、湿雪にぶすっと埋まってしまうので、次の足がすんなり出せず結構疲れました。
写真上は植林帯終わる雪原からの蛭ヶ岳、下は1500m辺りの急登。


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雪の檜洞丸北東尾根 早戸の風 08/2/24(日) 17:54 [添付][添付]

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