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丹波川泉水谷小室川谷と上流のジャヌケ沢
 早戸の風  - 07/8/5(日) 21:23 -

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   昨日は、山仲間の企画で、中高年5人、丹波川の泉水谷小室川谷に行きました。
僕個人では12年ぶりの遡行となります。今回は水量も多く、ツメでジャヌケ(蛇抜)沢に入ったため、上部での広大なガレとその後の栂の樹林帯の藪漕ぎに完全にバテバテで稜線に到着となりました。
4、5日前の豪雨のせいでしょうか、三条新橋から覗き込む泉水谷も水量がかなり多そうでこの先が危ぶまれましたが、下降点の作業道を下って本流に架かる木橋の所からとにかく入谷。
S字峡手前で沢が右折した所にある5m滝の通過で、右の広いバンドを伝って落口に抜ければよいところ、ここを先に行って高巻き過ぎた仲間が懸垂で下降するのにまずは時間のロス。S字峡は水量が多くても右岸をヘツって登ったあと、左岸に渡るところは難なく無事通過。
石門ノ滝と称される5m滝は、右岸に垂れ下がっているロープを利用して高巻きますが、1人左壁のツルツルの外傾したバンドに取り付いて立ち往生。上からロープを出して何とかなりましたが、ここでも時間のロス。
4段30m滝も水流が多めでしたが、最上段落口にはスリングがぶら下がっているので、ここは難なく通過。2段20m滝は右端にある朽ちた梯子を利用すれば簡単。
途中のゴーロは水量が多くてなかなか水流の中を直線的に歩けず、右岸左岸の藪や倒木の中を巻いたりで徐々に時間が予定よりもかかって、急速に体力が消耗していきました。
標高1385mぐらいで二俣。右からジャヌケ(蛇抜)沢が水量比1:1で出合います。ここを右に入りました。普通は左のコンバ(金場)沢に入り、フルコンバ(古金場)沢を左に分け、その後は大きな滝もなくおよそ2時間弱でさしたる藪漕ぎもなく妙見ノ頭直下につめます。12年前の僕はこちらをツメました。それでもバテましたが。
ジャヌケ沢はこの後もまだまだ小滝や5〜8mぐらいの滝が続き、所々きれいなナメも現れます。奥には大滝2段15mもあります。この大滝は、上段は簡単そうに見えますが、下段の下部が立っていて取り付けないので、右の涸沢に少し入ったところから巻きました。
この後もしばらくはナメが続きます。枯れ枝や倒木で藪っぽいゴーロに変わり歩きにくくなって、水が涸れると目前に広大なガレが現れました。もうこの頃には皆バテバテです。ガレは高度差90m近く続いています。フラフラ状態ですから、後続へ落石しないよう一歩一歩が大変です。
ガレを抜けるとほとんど沢の形状もなくなり、窪みは歩きにくいので右の小尾根に乗って、ここからが獣道を拾いながら稜線まで延々と栂の多い樹林を猛烈ではありませんが藪漕ぎです。体力をかなり消耗しヘロヘロになって飛び出した登山道は2040mあたり。右に5分も登ると大菩薩嶺でした。ジャヌケ沢出合から約4時間もかかってしまいました。
日没後のへッ電を点けての藪漕ぎとなってしまいました。ツェルトやシュラフカバーや予備食等ビバーク準備のない人が3名もいてビバークは断念しましたが、いろいろ反省点ある山行でした。
上の写真はS字峡入口の滝、写真下はジャヌケ沢の2段15m滝。


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