あの山この沢

丹沢、葛葉川大音沢
二ノ塔尾根から菩提峠へ下る

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菩提峠→表丹沢林道
の下りからの相模湾

桜沢林道からの取り付き
F2
7m

F3、8m滝。この上に
表丹沢林道の橋
10m

トイ状滝
側壁
が崩
れ、
谷が
埋ま
って
いる

小さなゴルジュ
滝の
傾斜
は緩

F7,6m滝の上で
水は涸れる
枯滝
が続

猛烈な笹藪を漕ぐ

うっすら雪景色の富士山

ホトトギス(ユリ科)

二ノ塔尾根からの三ノ塔

二ノ塔を見上げる

二ノ塔尾根からの大山
二ノ
塔尾
根か
らの
分岐
目印

日本武尊の足跡

菩提峠の日本武尊足
跡への登山道入口

コースタイム(かなりゆっくり)
菩提峠750m(15分)表丹沢林道交叉690m(5分)大音沢640m
(10分)
F3上(林道の橋の下)680m(40分)水枯れる800m
(20分)
笹藪に覆われたルンゼに突入900m(20分)ルンゼ終了1000m
(25分)登山道1050m(10分)二ノ塔尾根の展望地1100m引き返す
(5分)日本武尊足跡碑1070m(25分)菩提峠

2001年9月24日
 葛葉川の沢は秦野側からは取り付きが分かりにくい。また車で行くと駐車するスペースに困る。東京多摩地区や裏丹沢側からは、宮が瀬湖を抜けてヤビツ峠に向かう県道で富士見山荘から右に折れて、菩提峠まで車で入るのが便利だ。
★ 菩提峠は林道が十字路をなしていて真ん中が30台以上は駐車できるスペースになっている。来た道以外は全て一般車通行止めである。
★ 菩提峠で車を止め、正面の秦野側の林道を下る。すぐに素晴らしい展望が広がる。眼下の相模湾の向こうには伊豆半島や真鶴半島、それに大島まで見渡せる。
 林道をしばらく下ると表丹沢林道(通行止め)が交叉する。突き抜けると菩提に下る桜沢林道になる。この桜沢林道を進んで始めに沢が大きな音で滝を落としているのが大音沢である。
 大音沢には通常は麓の菩提の「くずは学園」の手前から入るので、ここから取り付くとおよそ半分の行程を省略したことになる。しかし、下半分にはF1(6m)があるのみで堰堤越えと河原歩きに終始する。
★ ここからだと稜線までの高度差はわずかである反面、沢全体はかなり急傾斜である。しかし、5〜8mの滝が10個以上もあり、しかも全て簡単に登れ、楽しめる。
★ 沢幅はかなり狭い。側壁は両岸とも結構切り立っているが、もろい岩屑が今にもこぼれ落ちてきそうだ。
★ 水が涸れた後も、岩床が続き、涸れ滝も現れる。最後は、ルンゼ状になるが笹に覆われていて歩きづらい。
 ルンゼが終わる所で笹藪もいったん終わり、泥に近いもろい岩壁に行く手を塞がれる。左に逃げて杉樹林の中の結構深い藪を直上するのがルートかもしれない。今回は、景色を眺めようと思いもろい壁を直上したが、のんびり景色を眺める程のテラスがなく、しかたなく更に直上し猛烈な笹藪の中を突進した。
 杉の樹林に入ればすぐに登山道だ。この登山道は二ノ塔への正規の登山道(表尾根ルート)ではなく、その南側に平行して走る尾根で、菩提に下る二ノ塔尾根から分岐派生した尾根である。しっかりした道がついており菩提峠から二ノ塔へのショートカットルートで、登り着いた所から右へ下ると、20分で車を止めた菩提峠に下れる。
★ 左へ二ノ塔に向かうと、すぐに『日本武尊足跡』の立て札がある。ルートから少し逸れているが、行ってみると、泥に足が埋まってできた足型のような窪みのある岩があった。
 二ノ塔から下ってくるには、どこにも『菩提峠』の表示は出てないので注意が必要。二ノ塔尾根を下り、『日本武尊足跡』の立て札がある所で「菩提」方向から左に分かれ「足跡」方向に入る。後は、「足跡」は見なくてもよいが、踏跡を外さないようにすれば問題なく菩提峠に下れる。
★ 菩提峠には三ノ塔林道のゲートの横に『日本武尊足跡』の立て札がある。このルートがショートカットルートである。

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