あの山この沢
丹沢、早戸川大滝沢
(附)瀬戸沢、太礼沢
瀬戸沢ノ頭から大滝沢出合、
瀬戸沢出合へ下る
画像をクリックすると拡大されます。
早戸川大滝沢出合 左大滝沢、右本谷 |
大滝、全体は3段 |
上部は舳先に隠れる |
大滝2段目直下 |
大滝落口、落口真上 に立つ事ができる |
丹沢山から1.8km地点 大滝への下降点 |
瀬戸沢出合への 明瞭な下降路 |
瀬戸沢の滝 |
太礼沢出合 |
太礼沢唯一の滝 |
コースタイム
丹沢観光センター600m→(15分)伝道685m→(30分)雷平810m→
(30分)大滝沢出合935m→(3分)大滝下970m→(10分)大滝上1040m
→(30分)左からガレ沢1185m→(5分)2段5m滝1210m→
(20分)二俣1335m(左に進む)→(20分)尾根上(広い台地)1520m
→(10分)丹沢三峰登山道(丹沢山広場)1560m→(3分)堂平への分岐1545m(注1)
→(15分)瀬戸沢ノ頭1375m(注2)→(1分)大滝への下降点(注3)→
(20分)瀬戸の沢出合への下降路分岐1170m→(13分)大滝上→
(13分)大滝沢出合→(20分)雷平→(40分)丹沢観光センター
(注1)宮が瀬10.8km,丹沢山0.2kmの標識あり。
(注2)宮が瀬10.0km,丹沢山1.0kmの標識あるが、「瀬戸沢ノ頭」とは書かれてない。
(注3)宮が瀬9.8km,丹沢山1.2kmの標識、マジックで大滝下降の矢印あり。
★大滝一段目(4m)はどこでも登れるが、左の小尾根に見学用の巻道がある。木の根っこを掴んで約10m登った所(「←大滝」の標識あり)から大滝直下に降りる明瞭な踏跡がある。直下は石ころで埋まっていて釜はない。大滝上には巻道をそのまま登る。斜面のトラバースには注意。落口が見えたら踏跡に従って沢に下る(約3m)。
★この大滝巻道はそのまま瀬戸の頭までの登山道となっている。
★大滝沢の落口の上流は河原になっている。ツメまでほとんど河原状でさして困難な滝はない。
★最後のツメは泥状。尾根に出るとだたっ広い背丈の低い熊笹の台地。見通しはよいが、ガスると方向を見失い易そう。右上を目指せば約20分で丹沢山山頂に至る。一度くぼみを右から巻いて、なだらかな尾根を横切ると登山道に飛び出す。
★堂平への道を分けた後本間ノ頭から丹沢観光センターへ下山する場合、上記の(注3)の標識以降の標識は、
太礼ノ頭
宮が瀬9.2km,丹沢山1.8km
円山木ノ頭 宮が瀬8.5km,丹沢山2.5km
無名ノ頭 宮が瀬8.0km,丹沢山3.0km
本間ノ頭 宮が瀬7.6km,丹沢山3.4km
となる。無名ノ頭には「山名」が書かれてない。本間ノ頭と間違えて下降しはじめて迷うパーティが多いが、本間ノ頭には本間ノ頭と書かれている。
★大滝への下降点からは、植生保護柵の間を針金に気をつけて下る。柵の端から右に柵に沿って、柵の終わる所から左にテープに従って下る。道は明瞭。
★下りきったコルから10m登るとシャクナゲが群生する台地状となり、この間は道が分かりにくくなるが、赤テープや白テープを頼りに尾根をはずさないように。
★台地状を過ぎると急下降となり、道ははっきりしてくる。
★瀬戸沢出合への分岐を過ぎると道はさらに急になり、あっという間に大滝巻道の落口下降点に達する。
参考タイム 大滝落口→(30分)瀬戸沢出合への分岐→(45分)丹沢三峰登山道
★分岐点から瀬戸沢出合に下るルートには、始めのうち赤テープがあるが、この間隔が長く、踏跡もないに等しい。途中大きな尾根が右に派生するが左に下る。コル状に達すると鹿柵が尾根右半分に現れる。少し登ると、柵入口がある。柵内に入ると踏跡もテープもないが、左前方に突き進むと黄色のプラスチック杭が点々と見えてくる。杭に従ううち仕事道が明瞭になってくる。後はしっかりした道となり、問題なく瀬戸沢出合に下れる。
コースタイム(瀬戸沢出合へ)
大滝下降路の瀬戸沢出合への分岐点1190m→(20分)鹿柵入口1060m→(7分)出口→
(3分)鹿柵入口970m→(3分)出口→(8分)瀬戸沢出合775m→(3分)対岸(左岸)上の山道
→(15分)伝道
★瀬戸沢出合(太礼沢出合)から伝道までは、早戸川右岸ルートの方が速い。出合からいったん左岸に渡り20mほど下ると、河原も狭くなりはじめ川幅が狭まる。ここを右岸に渡ると、円山木沢出合の岩小屋まで苔むした岩の重なりの間を縫うように踏跡がある。太礼沢や瀬戸沢を遡行する場合もこのルートの方が速い。
参考タイム(瀬戸沢出合〜円山木沢出合右岸ルート)
瀬戸沢出合→(15分)円山木沢出合→(2分)伝道
伝道→(3分)円山木沢出合→(20分)瀬戸沢出合
★対岸の登山道から出合に降りるには、木の桟敷が3つつながった所の手前に左下の河原に急下降する分岐がある。崩れたところには虎ロープがある。これを見落とした場合は、桟敷を過ぎた所に赤テープで下降点の目印が2か所ある。それぞれ1分で出合に立てる。
★太礼沢や瀬戸沢を遡行した後も、本間ノ頭経由での下山は、円山木と無名の両頭の登りが結構きついので、本ページで紹介した瀬戸沢出合への下降の方が楽である。
参考タイム 太礼沢のツメ→(15分)瀬戸沢のツメ→(5分)大滝下降分岐
この場合、分岐の道標まで登らないで、白いスズランテープがそこかしこと付けてある植生保護柵に沿って下れば、コの字形分短縮できる。