あの山この沢

信州菅平

山スキーで根子岳へ

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リフト降場からの根子岳

コースは圧雪されている

頂上近くで樹氷が現れる

ヘリポートから樹林帯へ入る

根子岳山頂は大勢の人

山頂の祠(背後は四阿山)

山頂からの北アルプス

翌日、根子岳に降雪

コースタイム
奥ダボススキー場リフト頂上駅1595m(55分)避難小屋1785m
(65分)ヘリポート2170m(10分)根子岳頂上2207m
(5分)ヘリポートスキー滑降(7分)奥ダボススキー場リフト頂上駅

2007年2月3日
★ここ数年、毎年この時期に山仲間が菅平の仲間の別荘にこぞってそろい「スキー合宿」と称して宴会をやっている。そして、そのうちの数名が山スキーで根子岳を目指してはいるのだが、あいにくの天候と深夜に渡る深酒で、雲行きが悪くなるやいなや安全を期して大喜びで途中断念の山スキーをしてきた。
今年は、あいにくというか快晴という絶好のコンディションのもと、途中暑いという以外は引き返す理由もなく黙々とシール登高に徹するしかなく、ついに「念願」の根子岳山頂までの山スキーを達成した。
★今回持っていった山スキーは、Rossignol(ロシニョール)のFreeVenture(フリーベンチャー、旧名フリートレック)という「
歩く、登る、滑るが可能なショートスキー」だ。
このフリーベンチャーは一昨年から使っているのだがなかなかの優れもので、短いので歩くのに重くなく取り回しが楽で、もちろんゲレンデはビュンビュン飛ばせるちゃんとしたスキーだ。なんせ、長いスキーが下手でもすぐに上手く滑れるようになる。もちろん上手く滑るには登山靴よりもスキーブーツがベターだ。因みに、私はブーツはファンスキー用のソフトブーツを使っている。これなら足首が曲るので歩くのも苦にならず、板をはずしてのツボ足歩きも重登山靴と変らない。スキー靴のシール登高では、ちょっとした傾斜でもクライミングサポートを起こさないとつらいようだ。
★仲間にもこれが1台増えて、今回同行したメンバー4名中2名がフリーベンチャーだ。
★さてさて、雲一つない快晴の天候に恵まれ、リフト頂上駅で身支度を整え、ここからシールをつけて出発したものの、さして風もなく暑くてまだほとんど高度をかせがないうちに汗びっしょっり。「お着替えタイム」以外にも何度も立ち止まりながら1時間 もしないうちに右手に避難小屋に到達。
★一般スキーヤーでも金8000円を出せばヘリで根子岳直下のヘリポートまで行け、そこから一気にゲレンデまでロングラン滑走ができるようこの根子岳へのコースは、コース整備がされていて、山スキーといえる領域ではないかもしれない。そのヘリが何度も往復し始めた。
避難小屋手前から滑走コースからはずれ近道の避難小屋経由で上部で滑走コースに合流したが、滑走コースの方が傾斜が緩やかなのかもしれない。避難小屋少し上の部分の斜度が今回のコースでは一番きつかったように思える。
★雪が少ないため圧雪されたコースにはブッシュが所々覗いてはいるが、小根子岳南面巻いて進路も南に変ってくるとそのうち樹氷も現れ、斜度も緩み、じきにヘリポートに到着。
★ヘリから降りた大勢のスキーヤー達が滑る準備をしたり、あまりの天気のいいのに浮かれ山頂目指してゾクゾク歩いたりしている。シールを付けての登高が迷惑がられそうだ。山頂直下の5m程度の急な崖の部分でスキー板をはずして、ツボ足で登ることに。
★崖を登るとそこは広〜い台地上の山頂で、もう少し行って祠のある頂上に達した。
さすがに寒い。風もビュービュだ。東は四阿山、その向こうに浅間山、西には着たアルプスの峰々が神々しいばかりに輝いている。北には日本海が見えている。
★スキー板をはずした樹林帯まで下って大休止。ここから一気にゲレンデ目指して滑走だ。登りに約2時間半もかかったのに、たったの7分でリフト降り場まで来てしまった。午後半日は菅平のあちらこちらのゲレンデを滑りまくって、渋沢温泉で汗を流し、夜の宴会に移った。

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